Wineryワイナリー

ドメーヌ・ジャッキー・プレス

ドメーヌ・ジャッキー・プレス

ドメーヌ・ジャッキー・プレス
2015年5月13日 訪問
2018年5月24日 訪問
ワイナリー

ドメーヌ・パスカル&ジャッキー・プレスの特徴は、何といってもその畑の土壌。畑の中にゴロゴロと「シレックス(火打石)」が転がっていて、こすり合わせると燻したような香りが漂います。

オーナーのパスカル・プレス氏は可能な限り自然のままの農法・醸造を心がけているため、彼の造るワインにはこの土壌の特徴がそのまま表れています。

プレス家は20世紀半ばにワイン造りをはじめるまでは、代々この地で火打石で商いをしていました。今でも当時の名残として、鉄砲の絵がデザインされているラベルもあります。

産地:

フランスの中央部から大西洋まで、約1,000kmを流れるロワール河。

その流域は古くから「Le Jardin de France(=フランスの庭)」と呼ばれ、ブロワ城、シャンボール城、シュノンソー城、ヴァランセ城といった美しい古城に囲まれ、バラエティーに富んだワインを産することで有名です。

このドメーヌは、そのロワール河支流のシェール川流域にあり、ゆったりとした丘陵地が続く斜面に葡萄畑を所有しています。

ドメーヌの近くにはこの地方名産のシェーブル・チーズの工場もあります。
美味しい秘密は火打石!
土壌の特徴

畑のほどんどが火打ち石(=シレックス)で埋め尽くされている。「シレックス」とは、元の成分である砂が地殻変動の際、超高温状態によって溶解してできた極めて硬い岩石で、火縄銃の発火部分に使われていたものです。

彼のワインはこの土壌の特徴をそのまま物語っており、不思議とそれは火打石を強くこすり合わせた、燻したような香りとなります。

その素朴な風味は、芯があってしっかりと味わい深く、決して派手ではないがキリッとしていて、独特のミネラル感を持っています。
醗酵も天然酵母&酸化防止剤不使用の自然派ワイン!
栽培

ここでは幾種類もの葡萄品種が植えられており、カベルネ・フランはもとより、ピノ・ノワール、ガメイ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、コー、また現在ではほとんど栽培されなくなったロワールの古い品種、フィエ・グリなどからワインを造っています。

農薬を極力使わない「リュット・レゾネ(減農薬)農法」で栽培し、天然酵母で醗酵させています。

SO2は醸造から熟成までの期間は一切添加せず、瓶詰め時に極少量を加えるだけの自然派。

完熟した実のみを選んで収穫しているので、この北の地で造られているワインとしては青臭さが出ていないのが特徴です。
なんと樹齢100年以上の古木に実るブドウ!
フィエ・グリ種でワインを造っているのは、世界広しと言えどもこの蔵だけ!

他では決して味わえない貴重なワインです!

フィエ・グリ種とはソーヴィニヨン・ブラン種の祖先だと言われています。

現在栽培している生産者は非常に稀です。

ドメーヌ・ジャッキー・プレス氏のワイン

シャルドネ
シャルドネ
レ・ピロティエール・ソーヴィニヨン
レ・ピロティエール・ソーヴィニヨン
キュヴェ・ド・フィエ・グリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
キュヴェ・ド・フィエ・グリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
レ・フイアンティーヌ・ガメイ
ヴァランセ・ルージュ
ヴァランセ・ルージュ
カベルネ・トゥーレーヌ “ヴィエイユ・ヴィーニュ”
カベルネ・トゥーレーヌ “ヴィエイユ・ヴィーニュ”
ピノ・ノワール“キュヴェ・ロワイヤル”
ピノ・ノワール“キュヴェ・ロワイヤル”
ブラン・ペルレ・トラディション(ヴァン・ムスー)
ブラン・ペルレ・トラディション(ヴァン・ムスー)
ヴァランセ・ブラン  “ラ・シャトレーヌ”
ヴァランセ・ブラン “ラ・シャトレーヌ”
キュヴェ・シレックス
キュヴェ・シレックス
トゥーレーヌ・ロゼ(ヴァン・ムスー)
トゥーレーヌ・ロゼ(ヴァン・ムスー)
ロゼ
ピノ・ノワール / ル・ピロリ
ピノ・ノワール / ル・ピロリ