Wineryワイナリー

シャトー・ヴィニョル

シャトー・ヴィニョル

2015年5月17日 訪問
ワイナリー

フランスの南西部に流れるガロンヌ河とドルドーニュ河の両岸、さらにその2つの河が合流し、ジロンド河となって大西洋に流れ込むまでの両岸一帯がボルドー地方と呼ばれています。ワインの品質の高さと味わいの多様さでブルゴーニュ地方と並び世界的に有名な産地です。シャトー・ヴィニョルは、ボルドーの街から南東へ約20kmの所にあるワイナリーで、ドルドーニュ河とガロンヌ河の中間に位置しています。

産地の特徴
大西洋から吹く風の影響を受ける、温暖な海洋性気候。丘陵地の上部は石灰粘土質土壌、低部はアキテーヌ地方特有の泥砂質の土壌です。この独特の土壌がワインのアロマを引き立ててくれています。
100年以上の歴史を持つシャトー
「ヴィニョル」とは、古い言葉で“ブドウの樹が植わっている所”という意味らしい。以前、ブドウ畑はこの辺りにしかなかった。ここからアントル・ドゥー・メール地区全体に広がった。昔は白ブドウの栽培が主で、しかも甘口だった。その名残で、1937年にAOCアントル・ドゥー・メールができた時、白ワインだけが認められた。でも実際は赤ワインも多く生産している。将来的には赤ワインのアントル・ドゥー・メールも認められるかもしれない。

栽培:
化学的なものを排除し、自然栽培を心がけるようになってから、サクランボの実がなると、鹿が食べに来るなど、野生動物が多くみられるようになった。
収穫:
白ブドウの収穫は、早朝に行う。プレス前にスキンコンタクトを行うため、ブドウの温度が高いと良くないということ。
醸造:
セメントタンクも4個あるが、ほとんど使っていない。代わりにステンレスタンクを使用。この方がピュアな果実味が最大限に尊重できる。
シャトー・ヴィニョル・ブランという白ワインは、この蔵の代表的アイテムです。丸く甘やかな雰囲気に仕上がっています。公的評価も高く、ボルドーのコンクールでも金賞を受賞しています。安心感、安定感のある白ワインです。また、「バリューボルドーの100本の中から選ばれた1本」としても有名です。

※バリューボルドーとは、日本のワイン界を代表する10人のプロフェッショナルがえりすぐった、品質と価格のバランスに優れたボルドーワイン100 本を選ぶことです。

シャトー・ヴィニョル・ルージュという赤ワインの質がとても向上しています。どのタイプも手ごろで安心しておすすめ出来るボルドーワインとして注目しているワイナリーです。日本向きのワインを生産しています。

シャトー・ヴィニョル氏のワイン

シャトー・ヴィニョル ボルドー・クレレ
シャトー・ヴィニョル ボルドー・クレレ
ロゼ
シャトー・ヴィニョル・ブラン
シャトー・ヴィニョル・ブラン
シャトー・ヴィニョル ボルドー・ルージュ
シャトー・ヴィニョル ルイジアンヌ
シャトー・ヴィニョル ルイジアンヌ
シャトー・ヴィニョル ボルドー・シューペリユール
シャトー・ヴィニョル ボルドー・シューペリユール